1982-03-24 第96回国会 衆議院 建設委員会 第6号
海洋は屎尿投棄の場所ではないと私は考えておりますが、この点についてのお考えをお聞きしたいと思います。環境庁、来ておいでだと思いますが。
海洋は屎尿投棄の場所ではないと私は考えておりますが、この点についてのお考えをお聞きしたいと思います。環境庁、来ておいでだと思いますが。
屎尿投棄船によります屎尿の違法排出の検挙の状況から申し上げたいと思います。 最近五年間について見ますと、七件を検挙いたしております。そのうち、指定海域外に排出をしたものが四件、決められた排出方法によらないで排出をしたものが三件ということに相なっております。
そうすると、幾ら金がかかるか、その金がかかるということと、今度はその海洋投棄のコストがかかる、そのコストの比較の問題だろうと思いますが、そういった形で、とにかく屎尿投棄するのは絶対に困るからということでやってみたところが、何のことはない、BOD二〇なり五〇というものは必ず瀬戸内海の中に入るということになったら、それ自体が富栄養の大きな原因になるのではないか、私はこう思うのですが、厚生省は一体どういうふうにこの
○山内説明員 これは黒潮の流域におきまして、どの程度の屎尿投棄等あるいは肥料の関係でもよろしゅうございますが、栄養分をつけたらどういうようになるか、こういう問題につきまして、まだ未経験の分野でございまして、どの程度効果があるとか、あるいはプラスになるかということは、ここでは一概に答えられない現状だと思います。
○兵藤政府委員 その赤潮の発生につきましては、どういうメカニズムで出てくるかということは必ずしも究明されておるわけではございませんが、一般的には内海とか、あるいは大規模な赤潮というものは都市排水あるいは産業排水、屎尿投棄あるいは海底に沈でんするところのいわゆるヘドロ、こういうものから出てくるところの海水中の窒素あるいは燐等の栄養塩類の過度の増加が基盤となって、それが異常気象なりあるいは海況の変化によりまして
煙突も一本もないところなのですが、すりばちのような播磨灘に長年放流したかつての汚水、また何年も続いた屎尿投棄が海底に沈んで、播磨灘というところは六時間満ち引きで行ったり来たり、行ったり来たりしておりますが、ほとんど水が変わらない、そういう状態でございます。 以上です。
私の訴訟の原因と申しましょうかは、播磨灘の沿岸企業から出された廃液と屎尿投棄による原因ということで、油はある程度また風で走る。私の赤潮訴訟は、潮流、恒流によって沿岸企業の廃液で殺されたということで、私が四十七年の天災融資を借りるときの、これは人災だという自分の観念でございます。以上でございます。
ただ、先ほど申しました三菱石油事件、また播磨灘の沿岸企業の廃液、屎尿投棄の残滓、これらは覆水盆に返らず、一たん新しい畳に墨をまいたら、何ぼふいてももとに戻らぬ。だから赤潮発生のもとになるということをはっきり申し上げておきます。
具体的には先ほども若干触れましたけれども、窒素の大きな供給源でありました屎尿投棄というものがすでに二年前に瀬戸内海から外に出されておるということもございますし、それから直接的に窒素、燐という形で規制はしておりませんけれども、工場排水のCODを二分の一にカットするということを通じまして、これはCODをカットすれば即座にそれと同じ割合で窒素なり燐が除去されるということにはなりませんけれども、かなりの割合
それから赤潮の大きな原因となります窒素、燐ということにつきましても、そういったCODのカットという形でかなりそれに照応してカットされていく効果は私は期待できると思っておりますが、窒素の相当大きな供給源でありました瀬戸内海における屎尿投棄につきましては、これは先生御承知のとおり二年前の四十八年度で瀬戸内海における屎尿投棄は一切禁止して、現在外洋投棄という形に切りかえられております。
○矢原秀男君 瀬戸内海の場合も、発生源の燐と窒素については、あなたは屎尿投棄のあれで家庭排水だけを非常に汚染源であると言われておりますが、工場排水がやはり六〇%以上占めているんでしょう、燐と窒素の排水は。家庭排水は三〇%ぐらい、そうして肥料等の田畑については一〇%ぐらいがあなた方の考え方なんでしょう。せめて工場排水の約六〇%以上の問題を思い切ってもうちょっとやりなさいよ。
○政府委員(岡安誠君) 瀬戸内海に対します屎尿投棄は、先生お話しのような経過でもって、禁止の直前は二千キロリットルから三千キロリットルの間ぐらいは捨てていたわけでございます。
○内田善利君 海上保安庁の調査によりますと、特に瀬戸内海、九州が目立って汚染されておるということなんですが、海洋汚染防止法が施行になりまして、それまでは瀬戸内海に屎尿投棄が行なわれていたわけですけれども、私も海上保安庁の船に乗せてもらって投棄状況を一ぺん見に行ったことがあります。あんなに捨てられたのでは瀬戸内海が汚染されるのは当然だと思いました。
○説明員(阿部雅昭君) 屎尿につきましても、現在、廃棄物の排出に使用する船舶につきましては、海洋汚染防止法で海上保安庁の登録を受けなければならないということになっておりまして、屎尿投棄をする船も、その仕事に常用する場合は海上保安庁の登録を受けております。現在屎尿投棄船として登録を受けている船は百四十六隻、それに産業廃棄物と兼用しているような船も若干ございます。
赤潮の例がそのとおりでございますし、下水道排水による一般都市排水による漁業被害がそれでございますし、さらに屎尿投棄等によるいわゆる被害等もその例でございます。
しかも日本国民のいわゆる動物性たん白質の中で魚介類の占めるのは五二・四%と数字が出ておりますように、大半魚介類にたよってきた日本国民の食生活ということを考えますと、野方図な屎尿投棄とかあるいは産業廃棄物の投棄をされては困るのです。だから、これに対しては十分な監視体制をつくる、また、原則としては陸上で処理していくという立場をはっきりさせなければならぬわけですね。
それから、次は屎尿投棄の問題でございます。これは昨年の六月二十五日でございましたか、海洋汚染防止法が出まして、それに基づいて瀬戸内海に投棄しておりました屎尿、これは瀬戸内海周辺九府県ありますけれども、その屎尿が大体土佐沖に投棄されるというような状態になっているわけですが、これもずいぶん論議をいたしましたが、これは厚生省のほうになると思いますけれども、現在どういう状態なのですか。
瀬戸内海の汚染も、一つはこの屎尿投棄の汚染が、たとえば播磨灘のあのハマチの全滅の赤潮の問題、これは屎尿投棄が一番影響しておると現地の漁民は言っておるわけです。そういうものが太平洋へ向かってどんどんどんどん——一日に生産される屎尿というのが三千トン、年間十三万トン、そういうものをどんどん流されては、これはたまったものではありません。
○荒勝政府委員 海なり川が非常に最近急速に汚染をいたしてきまして、これは産業開発の結果のあと始末を十分にしないことによる影響ということのほか、当然に産業の導入に伴いまして、都市屎尿等を含む人口増によりますいわゆる川の汚染というようなことも相重なりまして、廃棄物あるいは屎尿投棄というようなことが相重なりまして、年々非常に汚染が進んでおるわけであります。
どこから汚濁が発生しているかの調査でありますが、汚濁発生源別の汚濁負荷量の調査によって汚濁寄与度の算定を行なうということを、四十七年度にやるということでありまして、河川、工場排水、都市排水、屎尿投棄というものを、福岡県、北九州市、山口県で共同調査をするというのがあります。
特に、御承知のように、海洋汚染防止法の施行令によりまして、十五海里以上四十八年四月以降は捨てられないことになっておりますので、特に瀬戸内海の屎尿投棄につきましては、全面禁止を四月からやっております。したがいまして、瀬戸内海周辺におきましては、海洋投棄を行なっておる市町村につきまして、優先的に屎尿処理施設の整備をはかっていく所存でございます。
これはもう御承知のとおりでございますが、特に広島県では昨年の九月十五日以降、高知沖、それからことしになりましてからも、和歌山県沖の黒潮の外、約八十海里以遠だと思いますが、陸上に影響ないところに捨てるように、各県ごとに話し合いの結果捨てるように、屎尿投棄をするようにしておる次第でございます。
○浦田政府委員 瀬戸内海汚濁、ことに赤潮の原因の一つであるという疑いを持たれております屎尿の海洋投棄につきましては、これはことしの四月一日以降は瀬戸内海海域には屎尿投棄を禁止するということでもっと問題を根本的に解決したいと考えております。
この新船建造また屎尿投棄船の廃棄処分等についての明確な方針がいま御答弁にならないようでございます。たいへん残念に思います。
そうしますと、屎尿投棄船は必然的に大型にならざるを得ない。大型船を建造しなければいかぬ、あるいはチャーター船を用意しなければいかぬ、そういう問題が出てまいります。それに伴いまして、今度は屎尿の貯留槽、つまり大型でございますのでそれだけの量がふえる、一定期間陸上なりあるいはまた海上等にそれを貯留する施設をつくらなければならぬ、こういう問題が起こってくる。
本則は五十海里以遠にしようということでございますけれども、直ちに切りかえるにいたしましては、たとえば屎尿投棄船の問題がございます。屎尿投棄船の整備をしなければいけない。一方では、屎尿処理は五十年度までに陸上処理に切りかえるというような厚生省の御方針もありますし、この辺で、船の問題その他からいたしまして本則の五十海里以遠につきましては暫定期間を設けておる、こういうふうな事情でございます。
そこでこういった原因、工場排水あるいはまた屎尿投棄、あるいはまた埋め立て、いろいろな原因があろうかと思うのですが、これに対するところの対策についてどういうように今後やっていくのか、現在の調査によって今後の方向はどうするのかということをひとつお聞きしたいのです。
これは繰り上げてはどうかという御指摘でございますけれども、御承知のとおり、現在屎尿投棄船というのは平水海域といいますか、比較的近海しか出られない船でございますので、早急にその船の準備をする必要がございます。
これはちょっと順序が逆になるわけですけれども、先ほどの瀬戸内海の赤潮の原因はさだかではありませんけれども、屎尿投棄とか、そういう工場排水、そういうものが非常に大きな原因になっていることは、これはまぎれもない事実だと思うのですが、屎尿投棄は禁止されてもいわゆる屎尿処理施設であっても、窒素や燐は流れているわけですね。
もう一つは、海上の屎尿投棄は、これはまあそれで少なくとも三月三十一日はとまりますね。一万隻もの船があそこを往復してですね、瀬戸内海で一万隻と言われておりますが、これはたれ流しなんですよ。これはどう考えていらっしゃるのか、まずお伺いしておきます。
したがって、瀬戸内海の沿岸におきましても五十年度一ぱいまでにはすべて陸上処理になるわけでございますけれども、それまでの間におきまして、なお瀬戸内海に屎尿投棄をしては、やはりこれは内海であり、交換の悪い瀬戸内海につきましては問題が多いという観点から、海洋汚染防止法の政令によりまして、瀬戸内海につきましては昭和四十七年度一ぱいまでの投棄を認めて、それ以後は禁止をするというような措置をいたしたわけでございます
○藤村説明員 赤潮の発生につきましては、かねがねいろいろ研究をいたしているところでございますけれども、都市排水、産業排水、屎尿投棄あるいは海底に沈積する有機物からの湧出によります海中の窒素とか燐が非常に豊富になるということが遠い要因になろうかと思います。
それから、屎尿投棄等につきましては、先ほど申し上げましたように、すでに今年度一ぱいでこれの投棄を禁止する措置も打ってございます。それから、下水等につきましては、これも計画をできるだけスピードアップいたしまして下水等の整備につとめる。
○浦田政府委員 小豆島近辺等、瀬戸内海への屎尿投棄の現状でございますが、昭和四十六年度末という時点で毎日約二千九百キロリットルというものが現に投棄されていると推算しております。過去の数字を申し上げますと、昭和四十一年度末では実は四千二百キロリットル毎日投棄していたわけでございまして、その点から申しますと、現在はかなり量が減っておるということはいえるかと思います。
それで一応終わるわけですが、全体的に厚生大臣、瀬戸内海の屎尿投棄の問題あるいは港域、湾域、内海等における屎尿投棄、屎尿処理の問題、これにはものすごい欠陥があるのです、この計画の中には。中身は欠陥だらけなんです。極端にいえば、これでは処理の目的を達成することができないのです。ですから、こういう問題は単に机上のプランだけではできないわけです。
これは産業廃棄物に限らず、下水あるいは屎尿投棄等、それぞれ複合的に原因はからんでいると思いますけれども、環境庁にもおいでをいただいておりますが、海水浴場の現状について、最近とみにそうした水泳禁止区域等がふえている傾向にあると私は理解しておりますけれども、この現状はいかがでございましょう。
また、赤潮による漁業被害の増大についてもお話がありましたが、その増大の傾向に対処するため、環境庁といたしましては、科学技術庁、水産庁と共同いたしまして、赤潮発生のメカニズムの究明、また、防除抑制技術の開発研究を進めるとともに、あわせて、上乗せ排水基準の設定の促進、屎尿投棄の制限等、赤潮発生要因の除去につきまして諸対策を総合的に推進しておるところでございます。
ところが、いまお話がありましたように、瀬戸内海においては屎尿投棄が前面で行なわれておりますが、これも四十七年度で廃止いたします。その瀬戸内海では小さな船で屎尿投棄をしておりましたが、それが今度は相当の外洋に参りまして投棄するので、その船ではとうてい役に立ちません。したがいまして、もっと大きな安定性のある船をつくるとか、いろいろな問題が出てまいります。